コンピューターが仕事を奪う!

コンピューターが仕事を奪う!

 5種のコンピューター将棋ソフトと5人のプロ棋士が戦う第2回電王戦

 本年4月20日に、コンピューターに組み込まれた5種のコンピューター将棋ソフトと5人のプロ棋士が戦う第2回電王戦の第5局が東京・渋谷の将棋会館で指され、ソフト側が3勝1敗1引き分けで制した。
 コンピューターの進歩は著しく、10年前、20年前には想像のつかない技術革新が起こっている。今後、小学校に通っている児童が成人に達したときにどのような世の中になるのかを考えてしまう。 

 今後の世の中の展開

 人類が文化を持って歴史上に登場してからおよそ1万年になります。この間人類は色々な発明をしましたが、最大の発明の一つが文字を創造し、印刷を通して「本」を作りだした事です。 この本を作り、先人の知的遺産を継承し、累積し創造していく課程で高度な文明を築きあげたといって良いでしょう。
 コンピューターは、この人類が発明した文字による知識の蓄積を大規模で、正確に分類することを可能にする技術であり、人間の想像を絶する規模に発展した技術と言っていいのではないでしょうか。
 このとんでもない技術の発達が、これまで人間でしか出来なかった仕事をも徐々に代替えしています。
 例えば、ロボットに人工頭脳を組み込み、有能な職人以上に物を正確に作りあげる技能であり、米国や英国では小論文採点に自動採点システムが導入され、人間が2人ひと組で採点するよりも、人間とコンピューターのコンビで採点したほうが低コストで精度が高いことが実証され、試験官の人数が削減されていることなど、数えたらきりがありません。

 今後の教育のあり方

 このような、人類の歴史上かつてない変遷の中で、私たちは、教育の内容を変革する必要があります。
 今の義務教育は知・情・意のバランスの取れた教育というよりも、知識の専門技術力の伝授に重点があります。つまり国語でしたら、どんな漢字を知っているか、文章読解・文章作成等の実利的側面が強く、算数・数学の領域では、たし算、引き算、かけ算、割り算を基礎としてどのように問題を解くかが学習指導の内容です。 つまり、読み書きそろばんの領域の教育が中心です。 しかしこのような領域はコンピューターが全部やってくれる世の中に代わってきました。 さらに子どもたちが成人になる10年後にはさらに高度な人工頭脳のロボットも誕生し、ますます人間の仕事を奪っていくと考えられます。

 私たちの今後の対応について

 では、私たちはどのような教育を薦めていけばよいのでしょうか。 結論から言えば、厳しい過当競争の中で自己研鑚を間断なく実施することが大事であります。 その前提の上で私はこれからの教育のあり方として、3点提案したい。

 第一

 想像力豊かな子に育てる事であると思います。 [#i9c4e3ff]  コンピューターに出来ないことは人間の持っている豊かな想像力であります。 特に時間軸の中でのある一点を認識する能力と多次元の中での空間認識は是非身につけたい。

 第二

 抽象的概念を認識する能力であり、豊かな感性を育成することが中心になる。

 第三

 人間の可能性をどこまでも信じ、この前提の上に不屈の闘志をもって行動する積極性を育むことが大事ではないでしょうか?
 このような教育はコンピューターの発達した世の中でもたくましく生ききっていけると確信します。
 

 結論

 人間だけが持っている創造性、豊かな感受性、独創性等の能力は実は人間の中に内在しているのであり、この宝の山を開くための教育は「励ましと慈しみ」の心情が鍵になります。
 トップラーン教室はこのように想像力豊かで、抽象概念の理解に努め、生徒の可能性をどこまでも確信して大いなる慈しみの情を持って指導しています。
 このような教育をうけたものはコンピューターが発達した中でも、主体性を輝かせ、生きていけると確信する。
 つまり人間の無限の可能性を開く「自発・能動的教育」こそ今後の教育の本流としなければなりません。