健康を維持する方法

本年も子ども中心で、「教育の社会」を目指し「かけはし」をかけるべく、頑張っていきますので、よろしくお願いします。
最近「人生を決めるのは脳が1割、腸が9割」のタイトルで、腸内環境が健康の鍵を握っているとされる本が出版されています。(小林弘幸著)「かけはし」63号にも「免疫力向上について」、腸内環境の大切さを解説しています。
そこで、今回は健康的な体を維持するためのコツを説明していきます。
私ども全家研初代の総裁で、京都大学で総長を務めた平澤興先生は家庭教育五訓の中で、「習慣作りは人づくり」とされて、人生を決めるのはその人の習慣であるとされていますので、腸内環境をよくする習慣について考えてみたい。
①腸内環境の優劣で体の元気さが決定される。
実は私たちの健康と腸内の環境は本当に深くつながっているのです。特に近年、腸の免疫機能が注目されています。腸は、毎日の食べ物や飲み物などの栄養を吸収してくれる大切な場所です。吸収された栄養は、その人の血液の質や体質を決定するようになります。つまり、人の生命維持にかかわる最も大切な器官なのです。また、腸は体の内側にある器官でありながら、外界と直接接しているという特徴があります。というのも、腸は体に必要な栄養素だけを吸収し、細菌やウイルスなど害のあるものは排除するという体を守る役割も果たしています。
2意識は脳が決定するが、無意識の領域は腸内環境によって決定される。
脳の働きの中で、意識、無意識の領域を考えていくと、脳が意識して制御している領域は全体の1割程度であり、無意識の領域が9割と大きくその無意識の領域を制御しているのは、人間の体の中の大腸と小腸の腸内環境だそうです。
自律神経は私たちの意志とは関係なく自発的に動いていますが、この自律神経に大きな影響を及ぼすものが腸内環境なのです。
さらに腸内環境を整えると血流の停滞が改善されて自律神経が安定していきます。
③毎日の排便は大事であり、便秘をすると腸内環境は悪化します。
腸は、栄養分を吸収する小腸と水分を吸収する大腸の2つに分かれます。小腸は、約6m。内側は、縦毛(じゅうもう)とよばれる無数のヒダに覆われそこから栄養分を吸収し毛細血管を通じてその栄養素を全身へ送る役目をもっています。 大腸は、約1.5m。小腸で吸収しきれなかった食べ物のカスや水分が吸収され最終的に便となり排泄されます。 便秘などで排泄物がたまると食べ物に含まれる添加物などの影響で、腸内の腐敗が進みます。これが大腸の粘膜に接し続けるとがんなど様々な病気の原因になるといわれています。
便は通常7,8割が水分、残り2,3割が食物繊維や消化されなかった食物や腸内細菌などの死骸などが含まれています。 理想的な便は色が黄土色~こげ茶色でバナナのような形と熟した際の硬さを持ったものが良いといわれています。
食物繊維が多く含まれている野菜類や海草、きのこ類などが、ある程度消化されないでカスとなって出てくることで良い便となり、スムーズな排泄が出来るのです。
逆に悪い便は、2種類あります。1つは水分90%以上の下痢状の便です。もうひとつはコロコロ丸くて硬い便です。これは、水分が50%以下でもっとも悪い便です。
便の滞りは心の滞りと思い、心に何が詰まっているかを問いかけてください。

結論:腸は「第二の脳」と呼ばれます。腸内に入ってきた物質を良いか悪いかを判断する以外に、それをパターン化して記憶する仕組みのほか、実は脳内の神経伝達物質「セロトニン」の95%が腸で作られているという報告もあります。またさまざまなホルモン(ペプチド性ホルモン=脳内ペプチド)を生産し、多くの血管や神経が集まっている腸の状態は全身に影響します。皆様も経験があると思いますが、子供のころ試験前や発表会などの前に緊張のあまり、急な腹痛や下痢に襲われたことがあると思います。このように頭で考えることと腸の活動は密接につながっているのです。つまり腸が「第二の脳」と呼ばれる理由になるのです。